2012年12月
真剣に転職しようと考えた。
初めは野球一筋で大学野球や社会人野球の道を目指していたが、肘を痛めて野球を断念。
スポーツマンを助ける仕事がしたいと思い、柔道整復師を目指して整骨院に就職したが、
何か自分の中で仕事に対して納得できない部分があった。
「 このままで本当にいいのか?」
「 この仕事は自分がやりがいをもってできる仕事なのか?」
「 自分の仕事は本当に世の中のためになっているのか?」
このままではあかん!
自分にしか出来ない仕事を、生まれ育った堺で真剣に見つけるんや!
そしてしっかり稼いで、家族みんなを幸せにするんや!
2013年1月
選ぶ基準は「プロ」として通用する仕事。
仕事を続けながら、いろいろな求人サイトで新しい仕事を探し始めた。
自分は何の資格も持っていないし特技もない。しかも手先も器用じゃない。
こんな自分でも働きながらプロの資格が取れる仕事はないか。
今まで「これ絶対無理!」と思うことでも、絶対に最後まであきらめんかった。
出来るまでやり続けたらどんなことでも出来るはず。
そう考えて、初めから無理と決めつけずにとにかく一人前のプロとして、
自分にしかできん仕事を見つけようと思った。
会社を選ぶ基準は、自分を本物のプロにしてくれる会社。
そう信じられる会社を真剣に探し続けた。
2013年3月
ついに見つけた プロの仕事。
本物のプロとして世の中に通用する資格は何か?
「決してなくならない仕事」。
「縁の下でもよいので社会にとってなくてはならない仕事」。
「難しいけど自分にしかできない仕事」。
そして 「誰もがプロとして認めてくれる仕事」。
一生懸命探していたら、「三洋金属熱錬工業」に出会った。
この会社では、入社したほぼ全員が熱処理技能士の資格を持っている。
そうかここに行けば「熱処理技能士」になれるのか。
リフトやクレーンの免許も取れる。
熱処理という難しそうな仕事のプロになれるかも知れない。
2013年4月
熱処理ってどんな仕事なのか。
熱処理の仕事がどんなものか全くわからないけど、
ともかく一度話を聞いてみることにした。
仕事の昼休みを利用して、三洋の採用担当 Y.Aさんに電話して、
詳しい話を聞くため一度会社訪問することにした。
直接仕事現場を見ることが一番早いと思った。
本当に自分に出来る仕事なんだろうか?